子どもの時によく読んだ漫画やアニメは人格形成に影響大?
私は今、三十路に毛が生えた程度の年齢ですが、「しゃべり方が若者っぽくない」とよく言われます。
三十路自体が若者かどうか怪しくなってくるお年頃ですが同年代と比べても言葉のチョイスが「50代」らしい。
なんでだろうと考えてみたときに、これは子どもの時によく読んでいた漫画やアニメに原因があるのではないかと仮説を立ててみました。
コロコロ・ボンボン・ジャンプを読まなかった幼少期
全く読まなかったわけでもないですが、いわゆる週刊誌、月刊誌はほとんど買ってもらった記憶がありません。
漫画を一杯もっている友達に貸してもらったり、回し読みで読んでいました。
私が小学生のときといえば、ポケモンが発売されて、ガンプラとミニ四駆が超絶ブームとなり、ハイパーヨーヨーで技を競い合った世代です。
私もブームに乗っかってガンダムやミニ四駆を改造しまくってましたが、それらをモチーフにしたマンガはほとんど読んでいませんでした。
梶原一騎、松本零士にどハマり
じゃあ、どんな漫画を読んでいたのか。
思い出に真っ先に思い浮かぶのは、「あしたのジョー」「巨人の星」「銀河鉄道999」「宇宙戦艦ヤマト」「宇宙海賊キャプテンハーロック」
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どだい同世代が漫画で読んだことはほぼないであろう作品ばかり。
松本零士作品にいたってはどハマりして、本屋で見かけた松本零士の作品は片っ端から買っていました。
さらに銀河鉄道999の影響で、星ガールならぬ星ボーイとなり、なけなしのお小遣いを貯めて立派な望遠鏡を買って、月はもちろん、スバル(プレアデス星団)や土星の輪っかを見つけては喜んでいました。
トリガーは父だった
なんでこうなったか
きっかけは間違いなく父が私に見せたビデオです。
映画が好きな父は私を連れてよくレンタルビデオを借りに行っていました。
その時、アニメーションとして私に与えたのが「ドラゴンボール」でも「クレヨンしんちゃん」でもなく、「宇宙戦艦ヤマト」と「巨人の星」でした。
つまり、父は自分がみたいアニメを我が子にも猛プッシュしていたのです。
当然、ドラゴンボールもスラムダンクもリアルタイム世代なんですが、当時テレビで見た記憶がほとんどない…
ただ、私もまんまと父の好みを受け継いで、同世代の友達が夢中になってるアニメそっちのけで梶原一騎の描く「男の友情」に胸をアツくし、松本零士の描く「宇宙のロマン」に目を輝かせていました。
アニメをきっかけに原作を読むようになり、同じ作家の別の作品へと広がっていったわけです。
こうして世代のズレが生じた?
当時、私が見ていたアニメがリアルタイムで放送されていたのは1970年代(!)
スポ根、シリアス、人生訓が主流でギャグなんか全然ない。
登場人物のセリフ一つとってみても、放送当時、出版当時の言い回しが当然です。
1970年頃の子ども向けに作られた作品を1990年の子どもが当時と同じレベルでハマったことで見事に20年の思想的、言語的ズレが生じたと考えると妙に納得が出来てしまうのです。
子どもに与える漫画、アニメは吟味して
とはいえ、私にとってそれは悪影響だったかというとそんなことは全くありません。
強いて言えば、言葉遣いや発想がおじさんっぽいらしいことぐらい。
でも、仮に当時見ていた漫画やアニメが今の自分たらしめるのに本当に大きな影響を与えていたとしたら…?
自分に子どもが出来たとき、子どもに与えるアニメや漫画は気をつけて選ばないといけませんね。
大人にとっては楽しめても子どもにはちょっと…って作品って一昔前に比べてめちゃくちゃ増えました。
「東京喰種」とか「GANTZ」なんかは面白いけど、自分の子どもにはとても見せられない。
アニメも単純に子ども向けなものって少なくて、「おおきいおともだち」向けな作品が多いのは気のせいではないはず。
やっぱり無難に「どらえもん 」にはじまって「ワンピース」かなぁ…