暑かった夏。なんもなかった夏。
今週のお題「夏を振り返る」
久しぶりに今週のお題についてエントリーしてみたいと思います。
気がつけば朝夕が涼しくなって、ミンミンゼミやアブラゼミの声もチカラがなくなり、入れ替わるようにコオロギがコロコロ鳴くようになってしまいました。
夏を振り返ってみてまず真っ先に頭に浮かんだこと「夏らしいことナンもしてねぇ」
そうなのです。夏らしい遊びやお出かけを一切していませんでした。
夏のレジャーといえば海、山、プール、バーベキュー、フェスに花火に浴衣とステレオタイプな遊びが盛りだくさん。
そんなイベントをきっかけに友情を篤くしたり、一夏の恋に燃え上がったりする若者も多いでしょう。多分。
一方で私の夏はお仕事三昧にて駆け抜けていきました。8月は特に忙しくて、休みは日曜だけ。お盆休みも返上で帰省も旅行もせぬうちに一夏が終わろうとしています。
まぁ、仕事だからしょうがないし「どーしても夏のうちにこれをしたい!」という事もなかったから別に後悔があるわけでもありません。
やっぱり高校生くらいの時が一番「夏にかける思い」が濃厚で、働くようになってからはそれがどんどん薄らいでいってるように感じます。
高校生の時の事を思えば「恋」と「部活」で夏が彩られていました。
好きなあの子をどう誘おうか、どこにデートに行こうか、どう口説こうか。そんな事ばっかり考えてましたね。
とはいえ、信州の田舎町に当時デート出来るようなお店やレジャー施設があるはずもなく、イベントとしては「ほたる祭り」か「諏訪湖花火大会」の二択だし、ショッピングを伴うデートといえば1時間電車に揺られて松本まで出るしかなかった(笑
加えて文化祭の準備なんかも夏頃から本格化してたから、その準備にかこつけてなんてこともありました。気になる子と一緒に作業してみたりして。
そして夏の終わりに告って見事に玉砕する…
毎年毎年、甘酸っぱい気持ちとともに夏を終えていました。それもいまは恥ずかしくも懐かしい思い出です。
部活も夏のエネルギーをスパークさせる重要な要素でした。インターハイ予選に向けて練習もアツくなりましたし、合宿もあった。
当時の合宿は朝から晩まで基礎トレと練習三昧で、カラダも心もヘトヘトになったし大変だったけど楽しかった。
同じ合宿でも会社の研修合宿とはえらい違いです。やっぱり「今しかない一瞬にかける熱量」の違いでしょうか。
大人になってみて、そしてこうして今と夏の違いを振り返ってみて、明らかに夏の過ごし方が変わってきたんだなぁと思います。
なんというか、「夏を夏らしく楽しもう」としてたのが昔で今は「夏を感じることを楽しむ」という感じ。
セミの鳴き声だったり、ジリジリと肌を焼くような猛暑をガマンすることだったり、真夏の夜の仕事終わりのビールだったり、夏野菜や桃やスイカを食べたり…
刺激を求めなくなったのかな?
花鳥風月を楽しむようになったといえば聞こえはいいけど、感性がだんたんオッサンになってきたのでしょうか。
そういうことを楽しめるようになってきたことが嫌だというわけではないけど、心のどこかで寂しい気持ちもあります。
やっぱり一夏の大冒険じゃないけど、夏じゃないと挑戦できないこと、夏だから作れる思い出っていうのも大事にしないといけないなーって。
でもそれも家庭をもって、子どもができたらまたガラッと変わるんでしょうね。
ライフステージに応じた夏の楽しみ方。季節の過ごし方。
ゆくゆくは今とは違うステージで夏を過ごせるようになってみたいですね。
さて夏も終わりが見えてきました。おそらく台風15号が過ぎ去ると本格的に秋の雰囲気となるのではないでしょうか。
今年の夏はちょっと不完全燃焼で終わってしまった感じが否めませんが、秋を満喫する自信は満々です。
今日は仕事の出張で名古屋で一泊。
お腹いっぱいエビフライを食べてきました。
およそ5年ぶりの今日の名古屋は東京以上に蒸し暑い夏らしい1日でした。
しかし桜通口から見る夜の名古屋駅はなんだか要塞みたいで迫力があるなぁ。